VizCMapは、探索の前・後の「コンセプトマップ」を融合し表示するツールです。 GraphVizの dot 形式を読み込むと、グラフのノード・ラベルの違いを以下のような可視化表現をつうじて、すぐに確認できます。
両者に出現する「共通ノード」は2重丸の枠線で囲まれます。「共通リンク」は二重線の矢印に、「共通リンクラベル」は下線付で表されます。 事前コンセプトマップにのみ出現し、事後コンセプトマップに現れなかった「消失ノード」点線の枠線で囲まれ、「消失リンク」は点線で、「消失リンクラベル」は、グレー色で表現されます。 それ以外の実線で囲まれたノード、黒文字で表現されているものは、事後コンセプトマップにのみ出現する「新規ノード」「新規リンク」「新規リンクラベル」です。 可視化の概要については以下の論文をご覧ください:
以下を共通ノード(Common node)と定義しています:
なお、初期の論文(IIiX2010)では、b) のまったく同じ文字列のもののみを共通ノードとして定義しています。
※可視化メモ
本ツール(VizCMap)はオープンソースソフトウェアとして公開しています。
ソースファイルは以下のURLから閲覧できます:
また、バージョン管理ツールSubversion経由でもダウンロードできます。ダウンロード方法の詳細は下記ページをご覧ください:
上記デモツールおよび分析スクリプトの動作には Ruby と GraphViz が必要です。
このツールはCRESプロジェクトによる成果です。 本研究プロジェクトは、文部科学省科学研究費補助金特定領域研究「探索・学習を支援する情報アクセス技術」(研究代表者:神門典子, A01-38, 課題番号19024068) および,国立情報学研究所共同研究「情報探索行動の認知モデルの構築とその応用に関する研究」による支援を受けました。ここに記して謝意を表します。
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